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2010-05-27

コンテナに収納された巡航ミサイル

100522missilesjpgロシア企業(Concern Morinformsystem-Agat)が、コンテナに積み込むことができるミサイルシステムを全世界に販売中だ。名前は「Club-K Container Missile System」という。コンテナだから目立たないし、すぐに移動できる。ちょっと怖いね。

値段はどうかというと、「1セットの価格は1650万ドル」。現在のレートで15億円ほどか。ミサイルシステムの値段など知るわけもないが、たぶん、とても安いんだろう。
しかも、このコンテナにはロシア製の高性能ミサイルが搭載されるという。ロシアの軍事専門家によると、その定評あるミサイルは空母キラーである、といっている。

高性能ミサイルを隠し持ち、トラックや貨物列車、コンテナ船に積載して移動できて、しかも安い。テロリストグループの手にわたる可能性も考慮せざるをえなくなる。

テロ対策に苦しむアメリカなどは、頭が痛いことだろう。ペンタゴンをはじめ各国軍事筋からすると、当然ながら黙っているわけにもいかない。北朝鮮、イランなどといった国の軍部がこれを手中に納めるとなれば、これも悪夢である。

したがって、このロシア企業に対して「販売を中止せよ」との国際的な要求圧力がかかるのは容易に推測できるところだ。これに対して、当のロシア企業は自社のサイトで以下のように反論している(「Press release Club-K Container Missile System」)

  1. 兵器である以上、カモフラージュするのは当たり前。
  2. コンテナ船ならばすべて搭載可能というわけではない。
  3. 高額のミサイル兵器を持てない貧しい国にしても、他国の侵略から国を守る権利はある。
  4. ロシアには厳格な武器輸出規制がある。テロ組織やテロリスト国家には販売できない。

だから、「このシステムがテロと結びつくことなどない。むしろテロに対する効果的な対抗手段となる」と結論づけている。兵器を開発し、それを世界に売りさばくことを商売としている限り、こうした論理に帰結するのは、しょうがないのかもしれない。

この企業がつくったプロモーション映像があった。何だかアフリカのギニア湾岸あたりの国を連想してしまうな。

    ★         ★

テクノロジーの進化、その変容、ネット環境の変遷。 こういう本を読んでいると、肩こりが軽くなるような気がする。なぜなんだろ?










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2010-05-26

道のり険し、二人の指揮官

岡田ジャパン、鳩山首相表敬訪問2われらの指揮官、二人。あかんなあ。
お二人ともに、最も大事な局面に到って、いまだ肝が据わらない印象が悲しい。

  • あれは公約ではありませんでした・・・・
  • あれは冗談のつもりでした・・・・

後ろに立つサムライ・ジャパンの10番、われらが司令塔も日韓戦は酷い出来だった。われらの中村俊輔、ワールドカップ本大会のピッチに立てるのかなあ・・・・

不安ばかりが募るサムライ・ジャパンの旅立ちだ。

    ★       ★

借りっぱなしになっていた。返します。









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2010-05-13

モダンタイムス、病室で読むエンターテイメント

伊坂幸太郎「モダンタイムス」。借りたままになっていた。オネーサン、返します。よろしく!!

3月末に入院して4月初めまで入院していた。その際に読んだ本の1つ。個室を確保できたので、ゆっくり読めたわ。

さて、物語の中身自体は、ほとんど忘れてしまった。物凄い健忘症。不安になるな。
ただ、この本を読んでいると、若い看護士さんから「伊坂幸太郎、わたしも好きなんですぅ・・・」と声をかけられたことを思い出した。「伊坂幸太郎を好む美しきナース嬢、悪くないね」と答えると、ニッコリと職業的に微笑んでくれた。あくまで職業的にだったけどね。

忘れてしまったので何とか記憶の欠片でも拾えないかと、あらためてパラパラとページを捲ってみた。すると、この物語が近未来を舞台にしていることに気づいた。物語のフレーム自体を忘れてしまっていたのだ。
しかし、描かれる日常風景やITなどのテクノロジーは、現在とほとんど変わらないように見える。パラパラとページを捲ってランダムに情景を読んでも、いまと大差のない光景が広がっている。
このあたり、エンターテイメント小説としては、どうなんだろ?とちょっと首をひねってしまった。
もちろん、「SF小説というわけでもないし、そんな違和感などこの小説の瑕疵にはならないよ」とする考えも間違っているわけではない。ただ、オレという読者は「ディテールで楽しみたい」というタイプなのだ。エンターテイメントであればあるほど、細部のリアルをきっちり描いてほしいと思ってしまうな。

学校襲撃事件があり、ハッキングがあり、多くの酷たらしい犯罪があり、それらを統合する格好で恐ろしい超管理社会の到来がある。話はとっても盛りだくさん。いささか焦点が絞り切れていない感じがしないでもない。
とっても小さなことで恐縮せざるを得ないのだが、笑ってしまったのは、物語を支えるキーパーソンの一人が未来予知ができる超能力者で、彼は競馬の馬券を当てて巨万の富を得たというあたり。
元・馬券狂としては、さすがに「そりゃ、ないよ」と呟いてしまった。せめて、金融市場や不動産などのマーケットで目も眩むような利得を得たという感じにしてほしかった。というのも、ここでは競馬ではなく、マーケットで巨万の富を稼いだとするのが、ディテールのリアルだと思うからである。

「ディテールで楽しみたい」というのは、換言するならば大いに荒唐無稽であってほしいエンターテイメントの世界にあって、逆に小さなところでのリアリティを担保してほしいという希求にほかならない。
細部のリアリティこそが、エンターテイメントに命を吹き込む。荒唐無稽を楽しむためには、リアルな固さのしっかりした支え棒がそれなりの数量で用意されていたほうがよろしいと思うのだ。

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