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2006-03-03

冬の終わりと母の死と・・・

3月。酷寒の街にも冬の終わりを感じる今日このごろ。まだまだ風は冷たいけれど、降り注ぐ陽光はぐんと明るくなり、広がる青空の透明感も増してきた。じんわりと融け始める雪と氷。春遠からじである。

といっても、オレはといえば、全然春めくような気分にはなれない。先月、母が死んでしまったのである。

2月21日(月)に通夜。22日(火)に告別式。昨年5月に父が死んでから、きっちり9か月後の死だった。父の命日も19日だから、そこに何かしら宿命的な暗号を感じ取るべきか、それとも単なる偶然と考えるべきか。ともあれ、2005(H17)年度は一挙に両親を失った年(年度)として、わが小さき脳髄に深く刻みつけられることになってしまった。

母の死は唐突なものだった。深夜、トイレに立ちいきなりぶっ倒れたのだ。同居している姉があわてて救急車を呼び病院に運んだが、すでに意識はなくそのまま死んでしまった。直接の死因はくも膜下出血。14年ほどまえに重い心筋梗塞を患ってから心不全に苦しみ、さらにパーキンソン症などとも闘っていたから、くも膜下出血という死因にはいささか意外な感じがした。

あわてて病院に駆けつけたときには、すでに絶命していた。父のときにも死に目に会えなかったので、何ともなあ・・・という気分が残る。でも、誰であれ、どんな状況ではあれ、親の死に際には何かしらの心残りがあるはず。致し方ないことと思いたい。

死ぬ1週間ほど前、母から電話があった。この前、かあさん、死にそうになったんだよ。それなのにオマエは来ないし、そればかりか電話の1つもかけて来ないし・・・愚痴である。

「オマエだったらねえ・・・」
「何いってるんだよ、今度行くからさ、ギャーギャーいうんじゃないよ・・・」
そんなセリフを交わしたのが最後の会話となった。振りかえると、ちょっと寂しい気がする。

父のときもそうだが、母の葬儀に際してもほんとうに多くの方々の厚意に助けられた。大いなる利己心と極めつきの薄情をもって自己の属性とするようなオレではあるが、多くの方々から受けた深き厚情については絶対に忘れることはない。これらのご恩にはしっかりとお返しするつもりである。

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