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2005-01-26

UNISON、T&G、GMBと年金ストと・・・

以前に英国における年金「改革」プランについてメモしたことがある。ページをめくり直してみると、こんなふうにメモっている。

国家による詐欺行為に対して、英国の公務員労働者は「最後の手段」と自制的にふるまいつつも、「ストライキ」で闘う構えを崩していない。降りかかってくる「災い」は同じでも、それを受けとめる姿勢はまったく違う。英国の「小さな人々」は黙っちゃいないのだ。
ガーディアンの記事によれば、やっぱり英国の公務員労働者は黙っちゃいなかった。

SocietyGuardian.co.uk | Unison members back strike vote

英国最大の労働組合でもある公務員組合、UNISON - the public service unionは「年金改悪」反対に向けたストライキの批准投票に入った。イングランドとウェールズの地方政府で働く85万人の公務員労働者が対象である。組合側によれば、スコットランドにも広がっていく見通しだという。UNISONに続いてTransport and General Workers Union(T&G、一般運輸労働組合)もストライキに向けて投票に入るという。さらにGMB(全国都市一般労組)もそれに続く予定である(地方公務員関係の組合運動は、この3つの組織によって担われているようだ)。

英国政府による「年金改革プラン」の骨子は、退職年齢を60歳から65歳に引き上げるとともに、年金計算のベースを退職時の賃金ではなく勤続期間を通じての平均賃金とするものである。新しい年金制度は他の公務サービス部門に先がけて、今年の4月から地方公務員に導入される。

現在、地方公務員労働者の年金支給額は平均で「年3,800ポンド」だという。最近のレートでいえば、およそ74万円ほどになるのだろうか。英国の物価水準には不案内だが、FXBigMac - World economics based on the hamburger standardにあるハンバーガー(ビッグマック)の価格比較を見る限り、日本よりは高めである(2.5629ドルの日本に対して英国は3.742ドル。日本のハンバーガーは安すぎるのかも)。とすると、平均とはいえ「年3,800ポンド」は低すぎる。

組合側の説明によれば、低い年金額は若くして死亡する公務員労働者の多さと関係があるという。60歳~64歳で死亡する地方公務員の割合は、IT分野や金融サービス部門で働く人々の2倍にもなる。そのことが地方公務員年金の平均支給額を押し下げているのである。

「ロンドン金融街で学んだイギリス式 仕事と人生の絶妙な知恵」という長いタイトルの本を読んだことがある。内容のおおかたは忘れてしまった。でも、世界の金融センターであるロンドン・シティで売られている弁当の中身だとか、職場に飼い犬を連れてくる金融エリートたちの事情といったつまらないことだけは覚えている。また、エリートであればあるほどアスレチッククラブに通ってヒーヒーと泳ぎ回ったり、ハーハーと息せき切ってエアロバイクを漕いでいるという話も印象に残っている。デブはあらゆる面で不利であり、痩せているヤツほど得をするから、成功者すなわち金持ちは共通して痩せている・・・そんな表現ではなかっただろうが、著者の渡辺幸一というヒトはそう結論づけていたようである。

命も健康もカネ次第である。カネをかけて健康の維持・増進に精進できた連中が長寿を実現し、結果として年金においても得をする。グッド・サイクルというべきである。それに対して貧乏人のサイクルはまさしく「絶望のスパイラル」の形をしている。辛くて苦しい人生があり、その果てに掛けた年金の元さえ取れない早死が待っている。何とも悲しいグローバル資本主義の現実である。

話を年金ストに戻そう。組合の主張するところによれば、退職年齢が65歳に引き上げられることにより、支給される年金は30%削減されてしまうのである。また、計算方法が変わることによっても、(掛金を多くしない限り)支給額は少なくなってしまうという。

さて、いま英国の労働者たちが直面しているものと同様の問題にオレたちも直面しているはずである。ところが驚くべきことに、この国では何年も前にすでに「解決済み」というのである。やり方は単純だ。退職年齢を引き上げることもなく、単に年金受給年齢だけを遠ざけることで当面の破綻を避け続ける・・・つまり、何ひとつ解決していないのに誰もが「現実」に対して見て見ぬふりをしているのだ。

そう思うと、英国の貧乏人たちが羨ましく感じる。直面する困難と絶望に大差はないが、ヤツらは闘うことによって活路を見いだそうとしている。それに対して、オレらは寡黙にうつむくばかりで「現実」から目をそらすだけだ。ヤツらには「希望のようなもの」があり、オレらにはそれが見えない。「絶望のスパイラル」に深くはまりこんでいるのは、ヤツらではなくオレらである。

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2005-01-21

アレルギー性結膜炎と仏国労働者の闘いと・・・

右の目玉に生じた透明な水ぶくれをみつけた翌日、怯えながら眼医者に走った。

検眼を済ませてから、しばらく待たされた。奥の間からおもむろに診察室に現れた女医さんは、やたらと不機嫌そうなご婦人である。いつもなら「何ともいけ好かないババアだこと・・・」と吐き捨てたかもしれない。しかしながら、患者にとって医師というのは神仏に等しいのである。たとえそれが「鰯の頭」の類だとしても・・・

医師は、右の目玉を一瞥するなり「アレルギー性結膜炎」とだけ発話した。次いで神業のような素早さで治療を済ませてしまうと(細い棒で2度ほど両目をこすっただけだもんなあ)、「経過を見ます。来週来てください」とだけ小声で告げて、すたすたと奥の間に消え去ってしまった。彼女が奥の間から診察室に現れてきて、再び奥の間に消えていくまでのトータルな時間はたぶん1分か2分・・・ホントだぜ。

渡された目薬は2種類。患者との不要なコミュニケーションを好まない(のか、単に急な便意にでも襲われたのか・・・)不機嫌そうな医師に代わって、受付のオバサンから懇切丁寧な指示を受けた。

1つのほうをさしてから5分後にもう1つをさしてくださいね。順番はどうでもいいの。後先は考えないでね。大事なことは『1つさして5分』。いいですね、『1つさして5分』ですよ。朝、昼、夜、そして就寝前の1日4回の点眼になります。そのときには忘れないでね、『1つさして5分』を・・・ハイ、お薬込みで2千5百円です
身体に染み入るような訓辞を受けて、待合室を後にする。1つさして5分、1つさして5分・・・とつぶやきながら・・・もちろん、いまもオバサンの指示はキッチリと守ってるよ。

ところで、フランスのストライキはどうなったのだろう。これらの記事を読む。

Guardian Unlimited | France gripped by public sector strikes
CNN.com - Teachers join?French strikes - Jan 20, 2005
BBC NEWS | Teachers join French strike wave

とても不思議なのは「欧州を揺るがすストライキ」に対するわが国のメディアの反応である。1行たりとも報じていないのだ。

確かにわが国のメディアは欧米のメディアに比べて、数日から1週間ほど配信が遅れることが多い(国内ニュースにおいては、さすがにこうした遅れはない。当たり前だ。だが、欧米メディアは日本発の情報も日本メディアとほぼ同時に配信する)。だから、ノロノロしているだけなのかもしれない。でも、ストライキは3日ほどでとりあえず終わってしまうのだ。そのことを思えば、フランスの争議については「ニュース価値」を認めないということなんだろう。

「国際協力」とか「グローバル何とか」とかが大好きなわが国の主要メディアである。なのに、どうしてグローバリズムの本質とその行方に大きくかかわるフランスの出来事を報じないのか。まったく理解に苦しむ。

ともあれ、以下にいささか気まぐれデッサンふうではあるが、簡単にメモしておこう。

郵便の配達は止まり、医者の診察はキャンセルされてしまい、学校は閉められ、電車の運行はメチャクチャだ・・・現在のフランスの市民生活の状況である。

この度のストライキはそれぞれ異なった不満から発せられたものだという。たとえば賃金紛争、人員削減に対する抗議、「週35時間労働制」の見直しに対する反対闘争など、ばらばらの要求がまとまって1つの大きなうねりとなったのだ。

一般の市民にしてみれば、ストライキほど苛々させられるものはない。だが "Le Parisien"紙の調査では、65%の人々が教員や鉄道労働者や郵政労働者、医師や行政公務員たちの抗議行動に共感を寄せているという。

ストはフランス鉄道労働者のストライキからスタートした。TGV高速鉄道(フランスの新幹線)の2/3、インタシティー鉄道の75%、パリと郊外を結ぶ通勤サービスの80%が運休することになった。フランス鉄道の労働者たちは、3,590人もの人員を削減する計画に反対しているのである。

郵政労働者は郵政事業の「民営化」に反対してパリ市内をデモ行進した。彼らは議会の前で"Public service yes! Privatisation no!"と叫んで気勢を上げた。組合側の説明によれば、郵政労働者の1/4がデモに参加したという。

公立病院の外科医たちが待遇改善を求めてストライキに入った。国営電力事業とガス事業の労働者たちも同様にストライキに入った。

さらに行政公務員と学校教員、精神科医と公立病院の救急医療スタッフも待遇改善と業務上の安全を要求してストライキに突入した。

それぞれに要求の異なるストではあるが、「週35時間労働制」の見直し案への反対ということでは一致している。来月、シラク政権は見直し案の議会への上程を予定しているのである。35時間労働制は社会党内閣が導入したものであり、現在の保守内閣は失業率を10%程度低下させるために(現在の失業率9.9%を9.0%程度にする)、より柔軟な労働制が必要だと主張している。政府の主張によれば、多くの調査の示すところは「人々はより多く働いて、もっと稼ぎたいと思っている」のであり、「週35時間制」を見直して労働時間を延長する方針は正しいのだという。

これに対して、労働組合側は「35時間労働制」の見直しに反対する全国規模の抗議行動を2月5日に予定している。

政府にとって気がかりなのは、EU新憲法を批准する国民投票を控えていることである。投票が不満の表明の機会となると、国民投票の結果もどうなるか分からないからだ。

Guardianの記事の末尾には「労働総同盟-労働者の力」の総書記である"Jean-Claude Mailly"氏の発言が載っている。この度のストライキは何か月もの間に溜まった不満の結果だと指摘してこう述べている。
"It's totally logical that there is this week of industrial action..."

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2005-01-19

目玉にできた腫れ物とフランスのストライキと・・・

居眠りから目覚めると、同居人がちょっと眼を見せろという。同居人は瞼をひんむくようにして目玉を精査する。そして、小さな驚きの声を上げたのである。

気持ち悪い!! 右眼の端っこに小さな玉みたいな透明な腫物があるぞ!!
何だって・・・鏡で見ると、確かにヤツの指摘通りである。小さな半球状の透明な突起だ。涙腺の近くだが、突起自体は白目の部分にある。なんだ、これ? 痛みがあるわけでもないから、当面は何も困ることはなさそうだけど、何しろ眼だからなあ・・・しょうがないから明日にでも病院に行くか・・・

閑話休題。昨日も職場の同僚たちと「未来は暗いなあ・・・」とため息をつきあった(いつもため息ばっかりだけどね)。

どこの職場も仕事の密度が濃くなり、職場の雰囲気が殺伐としたものになっているんだとさ・・・

何言ってるんだよ、この職場だって仕事の密度は高まるばっかりだし、ウンザリするようなことばっかりじゃん・・・

この時代、職場の人事システムとして「成果主義」や「能力主義」の導入は不可避であると喧伝されている。「信賞必罰」というカビくさい言葉を振りまわす手合いが急に増え、「ノンパフォーマーに一銭たりとも果実を与えるな」との怒鳴り声も聞こえてくる。限られた果実の分捕りをめぐって、職場の老若男女は互いに鎬を削るしか生きる術はないというのだ。

ほんとうに「成果主義」しか道はないのだろうか? 「市場原理主義」を労働という局面に無媒介に適用する限り、おそらく「それ以外の道」はないだろう。強いものが勝ち残り、敗れた弱者は消え去るのみ・・・職場の原理は、ほぼ直接的な形で労働以外の社会領域に投影されてしまうだろうから、この社会は「ヤツの不幸はオレの幸福」という原理にしたがって駆動されるしかない。社会それ自体が「幸福のリソース」をめぐる惨めな「ゼロセム・ゲーム」そのものと化してしまうのである。

そんな現実をどう考えればよいのか? たとえていえば、すべての職場が古代ローマの闘技場と化したと思えばよいのである。有能な○○くんも、無能な××くんも、ドジな△△さんも、手際の良さが目立つ▽▽さんも、そろって剣闘士として互いに殺傷し合ったり、ライオンなどの野獣の類と戦ったりしていると考えればよろしい。ポストモダンは古代に通ず。言っておくが、剣闘士は青色申告できるような自営業者じゃない。ご主人さまの気まぐれを満たすための「奴隷」でしかなかったことは、アホな中学生でも知っているぞ。

奴隷になんかならないぞ!! ヨーロッパの労働者たちは闘いをやめない。グローバル資本主義の横暴に対して必死の抵抗を試みる。昨年末、クリスマスイブに敢然とストライキを行うイギリスの労働者たちに感心して、Tiny Notepad: BBC NEWS | Post Office workers stage walkoutというメモを書いた。今度はフランスの労働者たちの出番である。

BBC NEWS | Public sector strike hits France

EUの「郵政民営化」方針に反対して、フランスの公的部門の労働組合がストライキや抗議行動を展開する。水曜日には鉄道労働者がストライキに突入し、電力産業の労働者も職場を放棄する。木曜日には教員組合とその他の公営部門の労働者たちが一斉に抗議の職場放棄を行うという。

記事によれば、この度のストライキ闘争は「組合側にとっても、シラク政権にとっても重要なテスト」の意味を持つとされる。組合側にとってみれば、跋扈する市場原理主義に対して一矢を報いる千載一遇の機会であり、政権側にとってみれば、ストの帰趨は民営化キャンペーンの今後を占うことになる。ストライキにはそれぞれの思惑が交錯する。記事の末尾は次の文章で結ばれている。

There were scuffles with police when some 80 postal workers led by the head of the Trotskyist Revolutionary Communist League (LCR), Olivier Besancenot - himself a postman - demonstrated near the Paris home of Nicolas Sarkozy, leader of the ruling Union for a Popular Movement (UMP) party.
80人の郵政労働者が警官隊と衝突し、もみ合いになった。彼らは与党・民衆運動連合(UMP)のサルコジ総裁(次期大統領の有力候補だな)の自宅近くをデモしたのである。デモ隊のリーダーは"the Trotskyist Revolutionary Communist League (LCR)"・・・「トロッキスト革命的共産主義者同盟」とでもいうのかな・・・の指導者である"Olivier Besancenot"氏。彼自身、郵便局員なんだとか・・・何とも懐かしい感じではあるが、ともあれフランスのストライキの行方に注目しよう。

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2005-01-11

寝起きと遅刻と若者たちに・・・

ヒマがあろうとも、カネはなし。3連休の間、同居人ともども昼近くまで布団をかぶって「ふて寝」していた。いい歳をして「眠り姫」状態を維持しつづける同居人にしてみれば、いつもの休日の過ごし方かもしれない。だが、オレとしてはたいへんに珍しい事態である。なにしろいつもは「早起きじいさん」なんだから。

「早起きじいさん」と化したのはいつごろからだろう? まだまだ眠りつづけていたいのに、早朝の5時とか6時に目が覚めてしまうのだ。子どものころから寝起きの悪さでいくつものトラブルを抱えた男がである。「人は変わる」というのはほんとうだ。

最近は「スンマセン、寝坊しちゃって・・・」と身を縮めているような若いヤツに向かって、「気をつけろよ。遅刻ごときで一生を棒に振るようなバカもいるんだぞ」などと偉そうに説教しているのだ。中学から大学に至る学校での試験、就職試験の最終面接、大事なヒトとの待ち合わせ・・・まさに「ココ!!」ってときに限って遅刻してしまい、言い訳、言い逃れ、哀願の類を繰り返してきたような人間が胸を張って「Be punctual!!」と叫んでいる。まるで前科持ちの詐欺師が検事になったようなものだ。そう思うと遅刻する若い世代に対してはなんとも心苦しく、それゆえに同情を禁じ得ない。だが、これもまた年長世代が果たすべき「社会的役割」の1つではある。割り切って役割=ロールを演じようではないか。

若いころ、職場の上司とメシを喰ったときの会話を思い出した。ヤツはオレにむかってこう言ったのである。

オマエ、いいなあ。起こされなけりゃ、ずっと眠っていられるんだろ? オレなんか長く眠ることさえできやしない。すぐに目が覚めてしまうんだ。眠るというのも、ほんとうに体力のいる仕事なんだぜ・・・
遅刻を繰り返していた新人職員のオレからすると、嫌み一つ言うのにひどく迂遠な表現を選ぶもんだなあと妙に感心したりしていた。しかし、いま思えばヤツは嫌みを言ったわけではなかった。正直に羨望の気持ちを語っただけだったのだ。ちなみに別れ際、今度はかなり直接的な表現で嫌みを言ってきたことを思い出す。
オイ、その髪、切らないのか? オマエにしてみれば長髪でもなんでもないんだろうがな。そんなふうにして喜んでいると、オレみたいに禿げるぞ。オレも若いころは長かったんだ・・・
いま思えば、これも嫌みではなかった。もちろんオレに対する羨望でもない。正しい意味での警告である。しかも憎たらしいことに当たってやがる・・・振り返ると、こうした会話を含めてヤツのふるまいは、実にまっとうなオヤジさんのそれだった。社会の事理に暗いまま、ぽかんと口を開けているガキに対して、1人の大人としてのロールをきっちり遂行しようとしていたからである。

昨日は成人式だった。この日を境にしてというわけでもないだろうが、どこかで若い連中もまっとうな大人として、社会のなかでその役割を果たすべきときがやってくる。言っておくが、大人になるというのは面倒なことばかりで、その役割というのも決して楽しいものではないけど・・・な。

若いヤツらがどんな大人になろうと、もちろんオレの知ったことではない。だが、こういう大人にはなってほしくないなという「小さな希望」ならば、ある。たとえば、子どもや若い連中に対して猫なで声で「分かるなあ、君たちの気持ち・・・」などと分かったようなことをいう大人にはなってほしくない。「君たちが苦しんでいるのは、社会が悪いからだ。大人が君たちを信頼していないからだ・・・」などという大人もいけない。

というのも、たとえそうした状況があったとしても、まっとうな大人ならば、若い連中に対して奇妙な共感を示したり、意味もなく愚痴ったりするはずがないからだ。「不作法な大人」や「社会に生起する不正や歪み」に対して、直接に「おいこら、ちょっと待て・・・」とは言うかもしれないが、関係のないガキに向かって「・・・って悪いよね」などと語りかけることはない。考えるまでもなく、そんなことをして得ることなど、誰にとっても1つとしてないのだから。

まっとうな大人は、若い連中に対して「遂行すべきことがら」のみを正しく短く伝える。当たり前のことだが、まっとうな大人は「ガキやワカモノ」が大嫌いである。だから、基本的には若い世代とのコミュニケーションに際しては、「~するべし」という遂行命令か、「~するな」という禁止命令かのどちらかのモードしか選択しない。まっとうな大人は、いつだって不機嫌なのだ。

それに対して、「理解」したり、「理解」されたがったり、「信頼」したり、「信頼」されたがったりする大人はそうではない。へらへらと媚びる。一見したところ、コミュニケーションはインターラクティブなモードとなるが、そこにあるのはまやかしの「対話」でしかない。

どうしてか?その種のタイプの大人は「ガキやワカモノ」から好かれ、愛され、信頼されているような「自分のあり方」しか考えていないからだ。そういう大人は「自分」と「自分が得られる利益」を考えるだけで精一杯であり、若い世代に与えるべき「価値」のことなどには、いっこうに頭が回らない。しかもおめでたいことに、「理解者」を気取り、「味方」であることを言明しておけば、その通りに理解者や支援者になることが可能であると心の底から思いこんでいるのである。

はっきり言って、これは「バカ」というべき存在である。いや、バカというよりも、その身勝手さとナイーブさにおいて、まさしく「子ども」というべきではないのか!!

あらま、結論が出てしまった。若い連中に言っておくべきたった1つのこと。

大人たれ、子どもを脱せよ
なんだ、話は単に循環しているだけだったか・・・

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2005-01-06

JustBlogItで簡単にメモを書こう・・・

おめでとうございます。今年もよろしくお願い致します(少しばかり遅いよね・・・そういえば、年賀状のお返事も出してないなあ・・・)

実をいうと、このメモはFirefoxの拡張機能であるJustBlogItによる投稿である。つまり、テストのためのメモということになる。

JustBlogItについては、Going My Way: 5つのウェブログへの投稿が右クリックで選べるFirefox用エクステンションJustBlogItに詳しい。なお、JustBlogItに「ココログ」を設定するには、以下のようにすると良い。

1.Weblog nameで「Custom....」を選択。
2.Full Custom blog post URLには、ココログの「クイック投稿」時のURLをコピー&ペースト。
3.その際、URLの文字列の「qp_title=」以降を「%TITLE%&text=%TEXT%&qp_href=%URL%」とする。
これまでBlogThisを使っていたが、これはBlogger専用である。そのためTiny Notepadという「もう一つのメモ帳」には使えたが、こちらのほうには使えなかった。JustBlogItを導入したことで、両方の「メモ帳」に対して簡単にメモを送り込めるようになった。本家本元たる「小さなメモ帳」のほうにも(ほとんど意味不明の)メモをたくさん書いていきたい・・・これが今年の新年の誓い。何と「小さな誓い」であることか、我ながら呆れてしまう。

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