« 2004年2月 | トップページ | 2004年4月 »

2004-03-20

SoftEtherがバージョンアップして・・・

ITに関係したメモをいくつかあげておこう。

ITmediaニュース:「SoftEther 1.0」リリース Linux版仮想HUBも公開

1つ目のメモは、SoftEther 仮想イーサネットシステム - SoftEther VPN Systemのバージョンアップについて。

アクセス解析ツールのログによれば、「小さなメモ帳」の訪問者のうちで最も多いのが、Googleなどで「SoftEther」を検索しているうちに迷い込んでやってきたというケース。せっかくの訪問なのに、ここには有用な情報がなくガッカリさせるばかりだろう。訪問者の皆さん、ごめんなさいね・・・でも、開発者(19歳の天才ハッカー)が用意している非常に分かりやすいドキュメント以上に役に立つ情報はそうそう考えられないから、「まずは本家本元へ」というのが最良のアドバイスなんだろう。

ところで、SoftEtherのほうは、Linux版仮想HUB(テスト段階)も提供されはじめた。また、「SoftEther」を活用したソリューションシステムを製品化ということで、すでに三菱マテリアルから商用版が出されていることも、先ほど知った。

What's Next: No Outlet? Don’t Worry, an Ethernet Cable May Do

2つ目のメモは、Ethernetといっても「Power over Ethernet」に関するニューヨークタイムズの記事。

職場や自宅など、いまではどこにでも張られているLanケーブル。これがデータバケットと同時に電流も流すというPower over Ethernet。その規格が「IEEE802.3af」ということも初めて知った。

少しばかりネットワークに知識のあるヒトの間では常識なのかもしれないが、記事のタイトルにあるように、「コンセントがない?大丈夫だって、Lanケーブルから電気はとれるよ」ということになると、確かに便利だろう。

It gives corporate dreamers hope that, one day, the snake's nest of wires and power cables under the desk might be reduced, or even replaced by a single cord.
ということで、ACアダプターやケーブルでゴチャゴチャになった机の下がスッキリするようになれば、素晴しいことだ。
Electrical outlets vary across the globe, noted Charles Giancarlo, a senior vice president at Cisco Systems, which has included Power Over Ethernet in all its new Ethernet switches. "Ethernet is the only worldwide common standard for power," he said.
世界を股にかけてモバイルするビジネスマンなどにとっては、各国・各地域のコンセントの違いに悩まされることから解放されるのも大きなメリットだろう。

BBC NEWS | Technology | Call for laptops for all pupils

最後の3つ目のメモは、イギリスBBCニュースの小さな記事から。

「IT革命」が声高に叫ばれていたころ、この国のメディアでも「デジタル・ディバイド」の存在とその解消について、大いに論じられていたのは知ってのとおりだ。論じられていたどころか、なかには「パソコンができず、インターネットにもアクセスできない人々」は「IT革命」が切り開く「バラ色の未来」に暗雲をもたらす「災い」である、とばかりにまくし立てていた「識者」もいたくらいだ。それがどうしたことだろうか?最近はそんな議論もほとんど聞こえてこないし、その種の「識者」もメディアから消えてしまったようだ。

しかし、この国からすべての「デジタル・ディバイド」が消滅したのかといえば、そんなことはない。デジタル・スキルを身につける機会を得られない子どもや大人、インターネットがもたらす福利から遠ざけられている人々、そうした人々は、まだまだたくさん存在するだろう。

確かに「IT革命」を喧伝・呼号した成果として、パソコンは普及し、インターネット・アクセスも容易になった。だからこそ、逆に「デジタル・ディバイド」の解消に向けた施策や行動は、よりいっそう大きな課題となっているはずだ。熱狂が去ったいま、「IT革命」や「デジタル・ディバイド」をめぐる地道で冷静な議論がますます必要になっているのではないか・・・BBCが伝える地味で小さなニュースを読みながら、そんなことを考えてしまった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004-03-18

Microsoftは毛沢東主義者か・・・

明け方の妙な時間に眼が醒めてしまい、再び眠りにつくことができない。しょうがないので、昨日配信されたニュース記事を拾い読みしながら、長い夜と付き合うことにした。いうまでもなく、リンクを張っておいた記事はすべて英文である。日本のメディアの配信記事も読んだが、「眠気を誘う」という観点からいえば、英語のほうが望ましいのではないか、と考えたのである。しかし、その判断は間違っていた。英文読解力の低さは、勤勉な辞書検索を要求し、そのうち眠気など完全に吹っ飛んでしまった。まったくの失敗である。

BBC NEWS | Business | Microsoft in last-minute EU talks
Wired News: Tough Talks for Microsoft, EU

MicrosoftのSteve Ballmer(CEO)とEU委員会のMario Monti(EU Competition Commissioner)が会談。マルチメディアソフトをめぐって、EUはMicrosoftに対する反トラスト規制措置を発動しようとしている。それをめぐって、ギリギリの交渉がブリュッセルで行われている。

Reports say the Commission currently intends to force Microsoft to share proprietary details with rivals and provide a second, stripped-down version of its Windows system.
ここでいうstripped-down version of its Windows systemというのは、メディアプレイヤー(WMP)を取り除いたWindowsというほどの意味なんだろう。私を含めてWindowsユーザーの多くは、メディアプレイヤー(WMP)に限らず、ブラウザー(IE)も、メーラー(OE)も・・・余計なものをすべて取り除いたシンプルで軽いWindowsを求めているのではないか。その意味ではEUの規制が実現すると、競争政策上の意味合いは別にしても、私たちWindowsユーザーにも小さなメリットはあるだろう。

だが、アメリカ本国においても、EUにおいても、もちろん(ほとんど何もしない)日本においても、Micorosoftに対する反トラスト規制の動きは、これまですべてなし崩しにされてきた。今回のEUによる規制も遅すぎたという印象は否めない。このままでいくと、私たちは、おそらく未来永劫にわたって「満艦飾のMicrosoft Windows」とともに生きるしかないのである。

HP expands Linux PC line to Asia | CNET News.com

ならば、Windowsとオサラバしようではないか。Linuxデスクトップの登場である。記事によれば、HPのLinuxデスクトップにはTurbolinux10 Desktop (10D)が採用されたとか。ちなみに、つい最近、TurbolinuxはLivedoorの傘下に入った。Livedoorは、Lindowsの販売も行っているから、LindowsとTurbolinuxの両方でLinuxデスクトップのシェアを取ろうということなのだろうか。

さて、Linuxデスクトップは、サーバー分野と同様にWindowsと互角に闘えるのだろうか?・・・誰もが「そう簡単にはいくとは思えない」と考えるに違いない。オープンソースのオフィススイートであるOpenOffice.orgやその有料版StarSuiteなどを見ると、確かに立派なものだとは思うけれど、多くのMS OfficeユーザーにWordやExcelやPowerPointを捨てさせるほどの魅力やメリットがあるとは思えない。現時点に限れば、価格面の絶対的な有利さばかりが際立つ。

ガンバレ、Linux!! 負けるな、OpenOffice.org!!・・・私を含めてWindowsユーザーの多くですら、そう感じているに違いない。可能であればLinuxにシフトしたっていいんだ、そんなふうにも思っているだろう。だが、MicrosoftのWindowsとOfficeは簡単に場所を譲るようなヤワな相手ではない。なぜならば、すでにそれらは私たちの日常生活を縛る<習慣>そのものと化しているからだ。

Start-up offers shelter to SCO targets | CNET News.com

Microsoft Windowsという「習慣」と闘うLinuxを背後から襲うSCO。SCOはLinuxのコードに自社が保有するUNIXのライセンスを侵害する部分があると主張し、LinuxディストリビューターやLinuxユーザーを訴えている。そのため、多くのLinuxユーザーは、SCOをUNIX陣営内部から現れた「裏切り者」ととらえている。しかも、Microsoftからの出資を受けていることから、Microsoftの傀儡としてLinuxへの攻撃を強めているのだという説もある。そのため、SCOのサイトはしばしばアタッカーたちの標的となったりもしているのである。

だが、アメリカという自由競争市場社会には驚嘆すべき活力が備わっている。知的所有権をめぐるSCOの攻撃を逆にビジネスチャンスと考える新興企業が出現してくるのである。記事にあるOpen Source Risk Management (OSRM) などがそれにあたる。SCOがLinuxを使っている企業などを標的としてライセンスビジネスを行おうとするのに対して、このOSRMはSCOの攻撃からLinuxユーザーをあらゆる方法で防御することをビジネスとする。攻めるビジネス(SCO)があれば、守るビジネス(OSRM)もある・・・さすがにアメリカ・・・としかいいようがない。

BBC NEWS | Technology | From code war to Cold War

クローズドコードに依拠するMicrosoftやSCOなどの既存のビジネスモデルに挑戦するGNU/Linuxなどの「オープンソース」の潮流。ソフトウェア(Code)をめぐる闘いは、近い将来、後者の勝利へと帰結することになるだろう、と記事は述べている。

It is rather ironic that Microsoft and other closed model companies rather resemble the Stalinist or Maoist model of a command economy with complete centralised control.
Microsoftなどの商売のやり方はスターリン主義者や毛沢東主義者が行った「中央からの指令経済」とソックリだとする皮肉は、ある意味であたっている。だから、
In the next five or 10 years, disclosing source code and offering permissive licenses for reuse will be seen as making the best economic sense.
となっていくだろうというのは、妥当な予測というべきだ。<閉-Closed>から<開-Open>へ・・・コンピュータソフトウェアに限らず、21世紀を貫く歴史的なメガトレンドはこの方向へと流れていくのだろう、たぶん・・・


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004-03-16

マドリッドの悲劇とその行く末は・・・

ここ数日、スペイン・マドリッドの「列車爆破テロ」のニュースばかり読んでいる。昨日眠りすぎたためか、目が冴えてしょうがないので、またまたテロ関連の記事を読んでしまった。そのなかの1つがこれ。

Guardian Unlimited | Special reports | New Spanish PM promises Iraq withdrawal

201名の人命を奪い、1500名にも及ぶ人々を傷つけた爆破テロ。アルカイダの犯行であることは確実となった。総選挙を目前にして、「ETAの仕業」であることを願っていた(?)アスナール政権の期待も空しく、アルカイダはVTRのなかで不気味に宣言する。

"You love life and we love death,"
アスナール国民党政権は退場し、ザパテロ社会労働党新政権の登場である。総選挙で勝利したザパテロ氏は断言する。
"The Spanish troops in Iraq will come home,"
多くの人命を奪った10発のBombは、嘆かわしいことに「政治的な勝利」をアルカイダ側にもたらしたというべきなのか。

しかし、この「勝利」はイラク戦争のインチキさを糾弾し、自国軍のイラク派遣を望まないスペインの人々の「勝利」でもある。非道なテロを平然と仕掛けるテロリストと、理解不能な暴力の犠牲とならざるをえない市民・大衆の双方にもたらされた「政治的な勝利」・・・そこに幾分なりとも「テロによる効果」が隠されているとするならば、これこそ「歴史の皮肉」というしかないだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004-03-09

ひとくちで「女性」というけれど・・・

RSSリーダーがかき集めてきた新着ニュースのなかから、2つの記事を読んでみる。テーマというほどのこともないが、ともに「女性」にかかわる記事だ。

For More Afghan Women, Immolation Is Escape
ひどい話だ。アフガニスタンでは、焼身自殺を図ろうとする若い女性の数が増加しているという。嫁ぎ先の家族による虐待に耐えかねてのことである。

Madina would explain only outside on a terrace, away from her husband's family. "All the time they beat me," she said. "They broke my arm. But what should I do? This was my home."
ジャララバードの病院に横たわる20歳のMadina、写真の表情からはとても20歳には見えない。恐怖と悲しみは彼女から若さを奪ってしまう。彼女のコトバも辛いが、語るために「夫の家族から離れ、テラスに出ることでようやく話すことができる」という情景が悲しい。

記事によれば、アフガニスタンの変化は、教育を受けた都市部の女性たちに大きな利益(働くこと、勉強すること)をもたらしているが、農村部の女性たちには何の変化ももたらしていないとのことだ。200万人に及ぶ難民が帰国し、人口が増えた分だけ焼身自殺をはかる女性の数は増加しているという。

BBC NEWS | England | Derbyshire | Lesbian jailed for attacking girl
イギリス中部のお話。23歳のKelly Truemanという女性は、12歳の少女に対する「淫らな行為」により、2年の刑に服することになったんだとか。このレスビアン女性、少女を騙すときには16歳の男の子になりすまし、少女のお家にもちゃっかり入り込んでいる。どんな奴なんだ?・・・残念なことに、記事に彼女の写真はついていないのだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004-03-07

アフガン東部からの情報では・・・

先ほど気づいたんだけど、「アサヒ・コム速報ニュースのRSS/RDFを公開します」とのこと。3月1日から始まっていたんだな。しばらく遊んでいなかったから、知らなかった。

さて、最近、RSSリーダーが通知してくる新着ニュースを眺めていると、オサマ・ビン・ラディン師の居所をめぐるニュースが増えてきているような感じがする。もちろん、これは欧米のメディアでの話だけど。

BBC NEWS | World | South Asia | Bin Laden 'evaded Pakistani raid'
この記事によれば、ビン・ラディン師はトラボラ地区とよばれるアフガニスタン東部のパキスタン国境付近に潜伏している模様。元タリバンのメンバーが受けとったFaxには、ビン・ラディン師は「元気」であり、最近、パキスタン軍にみつかりそうになり、国境を越えてアフガン側に移動したとのこと。しかし、アメリカ軍はこの情報を確認していない。
情報の真偽については、何ともいえず。でも、しばしばこれと類似した情報が流れているところをみると、当たらずとも遠からずという気もする。逆にアルカイダ側からの情報撹乱という可能性もあるが・・・。

CNN.com - High-tech snooping for bin Laden - Mar. 5, 2004
ビン・ラディン師を捜しまわるアメリカ軍は、お得意のハイテクを駆使している。70,000フィート上空からはU2が、25,000フィート上空には無人偵察機プレデターが、地上には各種のセンサーがばら撒かれており・・・これらの飛行機やセンサーからの情報は衛星通信によってリンクされ、分析される。ちなみに、何度もおぼえようとして、いまだに1feetとは何センチなのかぴんとこない私は、またまた広辞苑で調べた。1feet=30.48cmで1feetは12inch。1inch=2.54cm。おぼえておこうと思うけど、すぐ忘れちゃうな、きっと。

しかし、アメリカ軍のハイテク装備ってのは、まったくものすごいとしかいいようがない。江畑謙介さんのアメリカの軍事戦略 講談社現代新書を読んで、「アメリカ、恐るべし」と唸ったのは、もう何年も前の話だ。だって、この本は1996年発行だからね。その後のハイテク兵器や軍事情報システムの進化・発展を考えると、「ますます、恐るべし」だ。いまアフガンで行われていることは、映画エネミー・オブ・アメリカ...Enemy Of The Stateに描かれた状況なんだからなあ・・・怖い。

しかし、そのアメリカ軍のハイテクをもってしても、長身痩躯のもの静かな1人のアラビア人を捕まえることはできない。恐るべし、オサマ・ビン・ラディンとアルカイダ。

CNN.com - Documentary on life with bin Laden - Mar 6, 2004
恐るべきアラビア人、オサマ・ビン・ラディン師のポートレート。子どもたちとバレーボールをしたり、詩を読んでやったりと良いお父さんぶりだ。子どもたちがコーランを暗記できた際には、お馬さんを与えたとある。ただ、アメリカ製品の使用は禁止、氷や冷たい水、電気もダメ。女性たちも厳しく行動を制限されているらしい。

ただ、最後にあるAbdullahという男のビン・ラディン師に対する印象を読む限り、イスラム教の世界においては、彼の生死にかかわらず、将来も<聖人視>されていくだろう、と思ってしまう。

"He never jokes, very quiet person, very polite. Can be a saint, something like a saint. I see him as a very peaceful man,"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

私たちに<退歩>は許されるのか・・・

何ということでしょう、久しぶりに「小さなメモ帳」を開いてみると、カレンダー表示は「2月」のままではありませんか。2月24日にメモを書いてから、その後は1行も書いていなかったのか・・・この間、私はお仕事で「メモづくり」に励んでいました。カレンダーと時計を気にしながら、たくさんの文書や表をこしらえつづけるのは、ほんとうに苦しく辛いことです。

実をいえば、その苦しい作業も1週間ほど前には終えていたのです。でも、それからというもの、キーボードもディスプレイも、ネットもWeblogも・・・そういうものすべてを遠ざけたい気分になりました。パソコンにへばりついていた時間が長すぎたようです。

さて、今朝の朝日新聞を開くと、亀和田武さんのコラム(「マガジンウォッチ」)が載っています。私はこの連載コラムの大ファンです。ためになる情報があり、かつ文章が巧みだから読んで楽しい。これ以上の(雑誌)書評はありません。ちょっと前のことですが、このコラムで紹介されていた坪内祐三さんの文章(「いま何故、四十年前の洗脳テロリスト物語か?」)が読みたくて、生まれて初めて「諸君」(2004年2月号)を買ってしまったほどです。

さて、今日の亀和田セレクションは、マガジンハウスの隔月誌「クウネル」。私はこの雑誌を読んだこともなければ、見たこともありません。何でも「『アンアン』別冊の『クウネル』が独立したのが昨年9月、創刊号は増刷するほどの大好評だった」とか・・・「諸君」の次に、今度は「クウネル」でも買ってみますかね。

亀和田さんは、この「美容とファッションの記事」がなく、「食と住まいが中心」の「実用と流行に背を向けた雑誌」が人気を得ている背景に「流行の最先端が退歩だ」という時代の気分があることを、嵐山光三郎さんが週刊朝日に連載しているコラム「コンセント抜いたか!」をヒントに読み解いています。

IT革命が進歩の象徴となった現在は、進歩に異を唱えることが文化的だ。これが嵐山説で、退歩の条件に「なまけること」「スローフード」から「隠居」「朝寝」に至るまで40項目、一気に具体例をあげる名人芸が見事だが、なかには「古本人気」「手書きの原稿」「古民家ぐらし」がある。
外国人のおばあちゃん、高村光太郎の山荘、ベルリンの古本屋、たしかにどこ記事も実生活に役立たない。しかし、無用なものだけに的を絞って紹介する「くうねる」は、安易に最新の情報を追う雑誌よりも目先が効いている。
そうか、<退歩>か・・・朝から翌日の明け方までキーボードを叩きつづけ、ディスプレーを睨みつづけていた私の実感からすると、たしかに「IT」に象徴される前のめりの「進歩」よりも、「朝寝」や「古本」に象徴されるひたすらスローダウンな「退歩」の方がステキであるのはたしかなことです。

でも、悲しいことに現代の下級・中級労働者には「退歩」で遊ぶ余裕は与えられていません。喰うため、生きているためには、「進歩」しなくちゃ・・・強制される「進歩」のもとで、「退歩」の夢は雑誌のなかにしか許されていないようです。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

« 2004年2月 | トップページ | 2004年4月 »